axela-anasfcの日記

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羽田空港第2ターミナルを大改修、国際線も利用へ -2

 前回の記事からだいぶ経ってしまいましたが、先月のニュースに羽田空港第2ターミナルの改修工事と国際線の発着についてもう少し詳しい情報が出ました。

 

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第2ターミナルも国際化=羽田空港改修、20年に-国交省 国土交通省は、全日空が国内線に使用している羽田空港第2ターミナルに同社の国際線を発着させることを決めた。東京五輪パラリンピックを控えて羽田の国際線発着が大幅に増えるため、今年秋にも改修工事を始め、2020年3月に運用を開始する。
 羽田のターミナルは第2の他に、日本航空が国内線で使う第1、各社が共用する「国際線」がある。国際線ターミナルは10年、第4滑走路の運用開始に伴って開業したが、スペースが限られ大規模な拡張が難しい。
 一方、16年4~12月の全日空の国際線旅客は、前年同期比約11%増の約675万人。就航都市数や訪日外国人の増加などに伴って13年から毎年約1割ずつ伸びている。
 計画では、第2ターミナルに23カ所ある駐機スポットのうち南側7カ所を全日空の国際線に充て、出入国審査や税関、免税店などを整備する。2カ所は国際線専用とし、5カ所を午前は国際、午後は国内と使い分ける。
 国内線旅客の利便性を維持するため、搭乗機までバスで移動する国内線のオープンスポット6カ所にビルを増築して、搭乗橋を設ける。混乱を防ぐため国際線ターミナルは名称を変更する。

 

 私の予想は

 北ピア方面にスポットを増設して、南ピア側にCIQを増設しそちら側を国際線用のスポットを増設するというものでした。北ピアの奥は現在、ボーディングブリッジのないオープンスポットがあるのでそちらまでターミナルを増設しボーディングブリッジを作るのかと思っていましたが、増設は行わず既存のスポットの内2つを国際線専用、5カ所を国際線と国内線併用のスポットにするようです。国内線と国際線の併用スポットは成田空港でおなじみですね。羽田空港第二ターミナルはそれほど余裕のあるターミナルではないので、スポットを午前中は国内線に16か所しか使えないことになるので、バスゲート発着の便が増えることになると思います。私は、ボーディングブリッジよりもバスで沖止めのオープンスポットに行き、タラップで飛行機に搭乗するのが一番好きなのですが、普通の人は外に出ずにそのまま乗り込むことができるボーディングブリッジの方が便利と感じるはずなので、それは不便になるでしょう。ただ、スポット数が減る分、歩く距離は減ることになるでしょう。疑問なのが、第2ターミナルから発着する国際線はANAの運行便ですが、最大でたった7スポット、午後は2スポットしかなければ全ての便を運用するのは不可能です。行先によって現在の国際線ターミナルと使い分けるのであればANAの利用者はとても不便になりますし、ANAは第2ターミナルにも国際線用のラウンジを新たに設けることになるでしょうからANAにも負担になります。まあ、第2ターミナルから発着する国際線に国内線から乗り継いで搭乗する人にとっては(その逆も)ターミナルを移動せずに乗り継ぎすることができるようになるので利便性は高まります。

 羽田空港はすでに拡張の限界を迎えてきている中でのこの拡張。それでも、より良い空港になっていけばいいと思います。